冷凍・冷蔵庫の温湿度センサー、生け簀の水位センサー、水温異常アラートを一元管理して定期的に通信を行い、定期レポートやアラート通知にて状況把握を行っています。
博多料亭 稚加榮は、昭和36年に福岡市中央区大名に鳥料理店として創業しました。縦12メートル、横3メートル、深さ1.2メートルの自慢の生簀では、九州各地で水揚げされたさまざまな活魚が目で、耳で、そして舌で、お越しいただくお客様の心を満足させています。昭和59年からは、料亭ならではの味付けにこだわった辛子明太子の製造・販売を行っており、全国から問い合わせがあるほどの評判で博多の定番の商品として大変喜ばれています。
稚加榮様では、夜間警備を有人にて行っておられました。防犯、機器の不具合、生け簀の状況管理など管理する項目は多岐にわたっていました。運用コストや異常発生時の連絡体制などの課題に加え、HACCP対応等衛生管理面の強化も踏まえて、防犯警備の見直しと温湿度自動計測化をご検討頂き、更にお客様からのご要望により、生け簀の水位及び水温アラートの監視を自動化する統合的な管理システムをご導入頂きました。
温湿度センサー(-40℃~55℃)や生け簀の水位センサー(±0~+100cm)など種類の異なる端末データを集約して管理
センサー個々にアラートの閾値を設定可能で、必要に応じて通知先を設定して重要度(緊急性の高い)に応じて送信します。
定期レポート機能は指定した時刻に指定したセンサーのデータを集約してメール送信します。携帯端末からサイトを閲覧可能
KOKOCHIでの温湿度、水位、水温アラートの統合管理により、効率的な状況把握が可能となり、必要な情報を必要なスタッフが閲覧可能となりました。運用コストの削減も実現して提供サービスの向上に効果を発揮しています。
センシング対象に合わせ、LoRaWAN温湿度センサーと、sigfox温湿度センサーで構成。sigfoxは通信費が低コストの反面、冷蔵庫内などからは電波が通らず通信できません。LoRaWANはゲートウェイを設置することで、冷蔵庫内からでも通信でき、低温化でも温湿度をチェック可能。KOKOCHIではそれら複数センサーからの情報を一元管理できまとめて確認できます。
本舗棟及び料亭棟の冷凍・冷蔵庫内の温湿度センサーはLoRaWAN方式の通信方法、生け簀の水位センサー及び水位アラートセンサーはSigfox方式の通信方法を採用しております。異なる通信方法の機器を同一画面上で管理・表示するレイアウトを提供しています。様々なセンサーや通信手段を統合管理可能です。
今後はお客様のご要望を伺いながら、一覧表示させたい情報の見える化や電源供給の監視や熱中症対策のご提案など、さらに効率的に状況把握が可能なセンサーなどをご提案して参ります。
温湿度管理システムKOKOCHIは、施設に応じてカスタム可能です。
導入についての質問・相談などお気軽に問い合わせください。