工場内の作業場や冷凍庫に温湿度センサーを設置して温湿度を管理するとともに温湿度による簡易的な暑さ指数(WBGT)を管理することで熱中症の危険を共有し、アラートで通知することも可能となりました。
オークラ製菓株式会社は、創業50周年を迎える老舗のキャンディーメーカーです。ハードキャンディー、タブレットなど多品種・小ロットの製造を承っておられます。「健康と笑顔」をコンセプトにお菓子づくりに真剣に向き合い、お客様の笑顔を楽しみに商品開発に取り組んでおられます。SDGsの一環としてフードロス活動にも取り組んでおられ、令和5年度よりフェアトレード商品の製造も開始されてます。ご要望により金太郎飴(飴細工)の実演販売や体験学習を行いお客様との交流も大事にされています。
これまでは、工場内の各所に温湿度計測ロガーを設置して計測されていました。しかしながら計測箇所が多く定期的な計測や管理が困難な状況でした。さらに納入先から温湿度管理に関する要請も増してきている状況から無線通信でデータを収集管理でき、定期レポートやアラート通知機能を使って複数のセンサーの情報を遠隔管理するシステムの導入を検討され、KOKOCHIをご採用頂きました。
温湿度センサー(-40℃~55℃)を作業場、原料倉庫、冷凍庫、冷蔵庫に設置して情報を収集し、定期的に担当者にメールで通知します。これによりどこにいても各センサーの数値をリアルタイムに把握可能です。
センサー個々にアラートの閾値を設定可能で、必要に応じて通知先を設定し重要度(緊急性の高い)に応じて送信します。
各センサーの温湿度から早見表に基づき暑さ指数(WBGT)を簡易的に計算し表示します。また、熱中症予防情報サイトの予報値を表示します。
KOKOCHIでの温湿度、暑さ指数(WBGT)を定期的かつリアルタイムに把握できるようになったことで、効率的な一元監理が可能となり、これまで定期的にロガーを確認していた人的な手間も省け業務効率化やコストダウンなどの購入効果をあげています。
センシング対象に合わせ、LoRaWAN温湿度センサーと、sigfox温湿度センサーで構成。sigfoxは通信費が低コストの反面、冷蔵庫内などからは電波が通らず通信できません。LoRaWANはゲートウェイを設置することで、冷蔵庫内からでも通信でき、低温化でも温湿度をチェック可能。KOKOCHIではそれら複数センサーからの情報を一元管理できまとめて確認できます。
製造工場内にセンサーを設置して、温湿度を計測してサーバーに送信することで効率的な一元管理を実現しています。定期レポート/アラート通知機能を活用することで遠隔地からでもパソコン不要でリアルタイムの状況を把握することが可能です。また温湿度から簡易的に計算された暑さ指数(WBGT)を管理することで熱中症予防の対策に役立てることが可能です。
正確な暑さ指数(WBGT)値を計測するための黒球センサーの導入やバイタルウォッチ(脈拍・表面温度計測器)による熱中症対策の提案などを引き続き行って参ります。
温湿度管理システムKOKOCHIは、施設に応じてカスタム可能です。
導入についての質問・相談などお気軽に問い合わせください。